JIS C 62246-1-1によると、リードスイッチは下記のように定義されています。 “一対の磁性材料を各々弾性的に可動できるように、その一部をプレス加工した線材に適切な重なり及び間隔をもたせ、封着用ガラス管に封入した磁気で駆動するスイッチ。” つまり、ガラス管の中に、2枚のリード片が隙間を開けて重なり合うよう配置され、可動するリード、固定されたリード、ガラス管の3つの部品からなる構造です。 これに磁石を近づけたり、コイルを励磁させるなどして、周囲に磁界が発生すると2枚のリード片が閉じ、外部磁界が弱まると元に戻り開くというスイッチの役割を果たします。
ハイパワーリードスイッチ:ベスタクト
一般リードスイッチの欠点である寿命が短い、振動に弱い、開閉容量が小さいなどを克服したのが「ベスタクト接点」です。大きな違いは板バネを持たせ、接点部が2点ある構造(ツイン接点構造)です。 リードスイッチの中でも、当社のパワーリードスイッチ「ベスタクト」は重負荷形リードスイッチに該当しJIS C 62246-1-1において下記のように定義されています。 “重負荷形リードスイッチ(heavy-duty reed switch) より大きな接点開閉容量をもつリードスイッチ” “一対の接点チップ又は磁極部と通電部とを完全に分離させ,接点チップ及び戻しばねを接点片に追加したリードスイッチ”