ベスタクトとは

安川パワーリードスイッチベスタクト"Bestact"は、ガラス管に不活性ガスを封入した耐環境性・耐久性及び保守性に優れた最良の接点"Best Contact"です。
このベスタクト及びベスタクトが内蔵された製品は、他社製品と比べて様々な使用環境下で高い信頼性が証明されています。

ベスタクトの構造と主な特長

ベスタクトの構造

サンプル画像
①磁気接極部 ②接点チップ(頭部) ③もどしばね
④接点部 ⑤接点チップ ⑥不活性ガス ⑦ガラス管

主な特徴
接触信頼性が高い磁気接極部接点部を分けることで、接触不良・開閉不良のリスクを低減します。
● 閉路時に接点面をすべらせながら動作させることで、接点面をクリーニングする効果があります。
ガラス管内不活性ガスを封入することで、接点の酸化を防ぎます。
現場悪環境に強い● 接点がガラス管に入っているため、ガス・湿気・水・油・塵埃等の影響を受けにくくなっています。
● 長期劣化が無いため、稀頻度使用にも最適です。
耐振動耐衝撃性が高いもどしばねの力で接点チップ(頭部)がガラス管に押しつけられているため、磁力が発生していない状態でも、
  振動や衝撃に強い構造となっています。

累計販売本数(2022年度)

累 計 販 売 本 数
4300万本 達成

中容量型 大容量型 
縦軸:万本、横軸:年

社会インフラ分野から一般産業分野まで、制御システムのライフサイクルに沿った高信頼度化/高安全度化/保守の容易さを実現する制御機構デバイスに
お応えしております。特に日本をはじめとした、世界の高速鉄道等にて約40年の使用実績があり、現在も世界中の市場でご愛用いただいております。

◆ベスタクトと一般リードスイッチの違い

独自の接点構造により定格電流や電気的寿命にて圧倒的な優位性があります。

◆ベスタクトリレーと他社リレーの違い

ベスタクトはグロー放電による遮断のため遮断時間が短く、接点の消耗も少ないため長寿命です。

◆ベスタクトの定格・仕様

接点容量の異なる2種類のベスタクトの詳細仕様についてご紹介いたします。

◆動作時と復帰時のメカニズム

動作時および復帰時にバネの力を利用し、耐振動・耐衝撃の構造となっています。

◆ベスタクトの駆動方法

駆動方法は「電磁コイル」と「永久磁石」があります。

◆ベスタクトが使用されている場所

高信頼性、長寿命等の特徴を生かし、様々な生活インフラや産業用設備にご採用いただいております。