納入事例:エネルギープラント

ベスタクト接点を内蔵するベスタクト製品は、変電所などのエネルギープラント市場からの高頻度および稀頻度使用での安定動作や、数ミリ秒での動作速度などの高い要求仕様を満たしています。
1981年から現在まで、プラント内の制御装置から街中の電柱に取り付けられる装置まで、様々な機器に採用されているロングセラー商品です。
採用分布図

① デジタル保護継電器装置

発変電所の系統から故障区間の切り離しを行うデジタル保護継電器装置にベスタクトリレーが採用されています。
災害等によって発生した送電線などの電力設備の故障区間を迅速に検出し、系統を切り替える指令を出力しています。

 採用のポイント


電力設備の故障は停電につながるため、すばやく故障区間を切り離すことで停電の時間を最小限に抑える必要があります。

そこで動作速度が5ミリ秒以下で長寿命なベスタクトリレーが採用され、瞬時の指令伝達を実現しています。



 採用製品


② 断路器開閉確認装置

断路器および接地装置の入り切り状態の確認にベスタクト磁気近接スイッチが採用されています。
設備の点検の際に作業者を守る安全確認機器の役割を果たします。

 採用のポイント


電力設備の点検時には断路器の状態を確認する必要があるため、非接触で稀頻度動作にも強いベスタクト近接スイッチPSMSシリーズが採用されました。

また長寿命で接触不良が起こりにくい構造により、長期間メンテナンスフリーで使用できる近接スイッチとして活躍しています。



 採用製品


③ 配電監視・制御システム用保護継電器

設備の不具合を検出する配電線遠方監視制御システムの子局内に返信リレーとして採用されています。
子局は電柱に設置され、遠隔操作による開閉信号返すことで故障区間の判定をおこなっています。

 採用のポイント


電力の安定供給には配電線の状態監視が必要であり、故障の際には各子局の状態を瞬時に確認する必要があります。

そのため動作速度が5ミリ秒以下で、稀頻度使用でも確実に動作するベスタクト基板型リレーRI/RZDRシリーズが採用され、瞬時の状態確認を可能としています。



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